フェラーリ・ジャパンは8日、V8モデルではフェラーリ史上最強の性能を誇る“458スピチアーレ”を発表した。価格は3290万円。デリバリーは2014年春以降に開始する。
458スピチアーレは、9月にドイツ・フランクフルトモーターショーで初披露された2シータークーペ。V8モデルでは過去最高となる最高出力605ps、最大トルク540Nmの4.5リッターV8エンジンを搭載し、7速デュアルクラッチ式トランスミッションを介して後輪を駆動する。0-100km/hは3.0秒、最高速度は325km/hと謳われる。
車体は“モバイル・エアロダイナミクス・ソリューション”と呼ばれる可変式の空力装置を備え、走行状況に応じて空気抵抗を減らしたりダウンフォースを生み出したりする。車重は458イタリアより90kg軽く、1290kgを実現している。
インテリアにはカーボンパネルやアルカンターラ表皮を用いたスポーツシートによりレーシングカーを彷彿とさせる雰囲気に仕上げられている。458イタリア同様、ステアリングホイールはシフトアップ・インジケーターランプや各種操作スイッチを備える。