Eクラスワゴンの最強バージョンが登場
2月1日、メルセデス・ベンツは、新型Eクラス・ステーションワゴンの最強バージョンとなる「メルセデスAMG E63 4MATIC+ステーションワゴン」および「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+ステーションワゴン」を発表した。
先代のE63 AMGおよび同Sバージョンにもステーションワゴンが用意されていたことから、新型にもいずれ登場すると見られていたが、昨年11月にロサンゼルス・オートショーでセダン版がお披露目されてから約2カ月半での公式アナウンスとなった。
高性能版の「S」は612ps/850Nmを手にした
AMG E63 4MATIC+ステーションワゴンおよびAMG E63 S 4MATIC+ステーションワゴンは、セダンと同様に、AMG GT譲りの4.0リッターV8直噴ツインターボを搭載する。そのスペックは、標準モデルが最高出力420kW(571ps)/5750~6500rpm、最大トルク750Nm/2250~5000rpm、Sバージョンは450kW(612ps)/5750~6500rpmと850Nm/2500~4500rpmで、セダンと共通だ。
トランスミッションも、セダンと同様にデュアルクラッチ式9速ATの「AMGスピードシフトMCT」が組み合わされる。駆動方式も電子制御フルタイム4WDの4MATIC+で、前後アクスルにはバリアブル・トルク・ディストリビューション機能が備わる。
車両重量は、標準モデルが1985kg、Sバージョンは1995kgで、それぞれセダンの45kg増しとなるが、0-100km/h加速はそれぞれ3.6秒と3.5秒で、セダンに対してわずか+0.1秒と十分な俊足を実現している。最高速度はリミッターにより250km/hに制限されるが、オプションのAMGドライバーズ・パッケージを選択すれば、290km/hに引き上げられる。
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